Gagaku: Gems from Foreign Land







最近Amazon Musicに登録してオンライン上で音楽を聴いたりするのだけど、

このような激レアっぽい雅楽の音源があるんですね・・・。

多分、外国で発売されている世界民俗音楽シリーズみたいなのの一つだと思います。

演奏は東京楽所で、日本で今まで発売されてきた音源からのコンピ盤みたいなのだろなと

思ったのですが、何と驚くことに新録っぽいです。

そしてもっと驚くことに、割とよく演奏される高麗楽「貴徳」の、両絃ありバージョン

(楽筝と琵琶が入っているバージョン)が収録されているのです!

これが何ですごいかというと、明治撰定譜(明治期に選ばれた、雅楽の憲法みたいな楽譜です)

には唐楽と同じように高麗楽にもちゃんと両絃の譜面があるらしいのですが、

現在ではなぜか全くそれらが採用されることはなく、どのような祭典・演奏会においても

高麗楽においては打ちものと笛・篳篥だけの演奏がスタンダード化しているからです。

個人的にはその演奏されない両絃バージョンを聴く機会もあったのですが、

堂々とCDになっているのを聴くのは、これが始めてです。すごいですね。

きっと外国のレーベルで、スタンダードな曲や演奏法をやらなければみたいな縛りもなかったので

逆にそういうレアものが収録できたのかもしれません。

多くの高麗楽は篳篥がメっていてうら寂しい情緒を醸し出しますが、その上にのほほんとした

呂調絃のひきものが鳴っていることで、いつもと違う不思議な感覚が現前しています。

他にも、胡飲酒の残楽とか聴いたことないものがあり、大変面白い。

2020/03/15(日) 00:59 PERMALINK