モーツァルト:交響曲 第28、33番








押し付けがましい何かや、深い何かが全く存在しない。

何も見たくなく、何も感じたくないときに最適な音楽。

モーツァルトの楽曲も後期のものになればなるほど陰影に彩られるが、

ここで聴かれる初期~中期の楽曲にはそのような影を作り出す心の襞もない。

シュターツカペレ・ドレスデンは氷を削り出すような手触りの弦の音、

それによって作られた、真っ白に晴れ渡った寂しい世界。

なぜだか、不思議と懐かしいような感じがするのだ。

2019/04/28(日) 01:17 PERMALINK