ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番第三楽章 変奏曲(pf:エミール・ギレリス)
『最上とめぐる楽聖遊園地』
ベートーヴェンと艦これの二次創作的なレビューです。






<Theme>

提督、また会ったね。最上だよ。
この遊園地が気になるのかい?
ぼくと一緒に、遊びに行こうよ!



<Variation Ⅰ:メリーゴーランド>

提督、最初はこの木馬に乗ろうよ。
あはっ、提督は操縦が下手だなあ。
バランスを取らないと落っこちちゃうよ。
でも大丈夫、木馬はゆっくり歩くから、
振り落とされてもまた追いつけるよ。
うまいうまい!
その調子だよ!



<Variation Ⅱ:スワンボート>

ぼくと提督、二人の漕ぐスピードが同じでないと、
すぐに曲がっていっちゃうから大変だよ。
それっ1、2、1、2、掛け声を出して!
きらきらした水面みてると、何かいろいろ思い出すねえ。
あっ、あそこ、白い大きな鳥がいるよ。
この前はまだいなかったっけ?綺麗な鳥だなあ…
…って、ごめんごめん!えへへへ…
だけど他に誰もいないから、衝突する心配はないよ!



<Variation Ⅲ:ジェットコースター>

てええええいいいとおおおおおくうううううう
ぼおおおおくうううううのてええええ、
はあああなさあああなああいいいでねええええ!!
ふじさんだよおおおおおおおおお!!
すかいつりいいいいいもおおおおおおお!!
えっふぇるとおもおおおおおおおおおおお!!
すううううごおおおおおいいいいいねええええ!!



<Variation Ⅳ:コーヒーカップ>

順に回せば、ひとより速く、
逆に回せば、ずっと同じさ!
この操縦はとっても難しいんだ!ぼくにまかせて。
ほら、ぼくたち止まってるのと同じなのに、
風景だけぐわんぐわん流れていくよ。
ぼくたちオルゴールのダンス人形みたいだ。
…なんだか、胸が痛くならない?どうしてだろうね。
酔ったんじゃないかって?そんなんじゃないもん!



<Variation Ⅴ:楽隊の行進>

あっ、ビューグルの音が聞こえるよ!
楽隊について行かなきゃ!いそいで!
どこに行くのかって…?ぼくにもわからないけど…
でも、行かなきゃいけないことを知ってたし、
きっとみんな同じところに行くはずだよ!



<Variation Ⅵ:宇宙回転大観覧車>

提督、
またぼくたち
二人きりになったねえ。
どこまでもどこまでも一緒に行こう。
ほら、さっきの遊具も山もタワーも、もう
あんなに小さく見える。いま夜になったのか
と思ったら、もう大気圏を抜けちゃったんだね!
見て、窓の外、ふかい海の底みたいな蒼いろだよ。
ぼくの妹や懐かしい人たちも手を振ってる…提督、いま
ぼく自分が誰で、提督が誰なのか分かったような気がするよ。
ぼくたちもうすぐ観覧車の頂上にたどり着くよ!頂上を越えたなら、
ぜんぶが逆まわりだよ。音も、色も、時間も、ぜんぶ反対に進むのさ!
暗かった窓の外、すごく白くて眩しいね。こうして話してることも
本当はもう、いまじゃないのかな?思い出の中なのかな?
時間は進んでも戻っても、思い出は変わることはなくて
ずっとあり続けていたものなのかも知れないね!
いまの姿が変わって、話すことのできない
霧や粒の姿まで還っても、またいつか
きっとぼくたち会えるね。
ぼくたちきっと
いっしょに
いこう
ねえ










<Theme:Reprise>

ぼくが最上さ。提督、
この遊園地が気になるのかい?
ぼくと一緒に、遊びに行こうよ!


2018/01/20(土) 17:10 PERMALINK